教育投資と為替、切っても切れない関係
みなさん、こんにちは。Saoriです。
先日、長女Hikariの学校で学期末の面談がありました。先生から「Hikariは英語でのプレゼンテーションがとても上達しました」と褒めていただき、胸が熱くなりました。
同時に、ふと考えたんです。この教育にかけている費用は、日本円で見るとどれくらいなんだろうって。
最新の為替レートでは、1リンギット=39.75円(2026年6月7日現在)。私たちがマレーシアに来た3年半前は、1リンギット=26円台でした。単純計算で、同じ学費を払っても円換算では約1.5倍になっています。
「円安=損」だけじゃない視点
円安が進むと、「教育移住のコストが上がった」と感じる方は多いでしょう。確かに、日本円で収入を得ている家庭には大きな負担です。
でも、私たち家族のようにマレーシアで法人を運営し、リンギットで収入を得ている場合は事情が違います。むしろ、円安は追い風になることもあるんです。
これは、教育移住を考える上でとても重要なポイントです。「円ベースで考えるか、現地通貨ベースで考えるか」で、教育投資の見え方が変わります。
教育費を「投資」として捉え直す
日本では、教育費を「消費」と捉える傾向が強いように思います。でも、海外のインターナショナルスクールに通わせる費用は、子どもの将来への先行投資です。
Hikariが通うペナンのインターナショナルスクールの年間授業料は、約5万リンギット。日本円で約200万円です。日本の私立小学校と比較しても、それほど大きな差はありません。
ただし、ここで重要なのは「何にお金を払っているか」です。
日本の私立小学校の学費には、英語教育のための追加費用が別途かかることが多いですよね。一方、インターナショナルスクールでは、授業料だけで英語での学びが完結します。
長男Zenの成長が教えてくれたこと
長男Zenは2020年生まれで、今年で6歳。インターに通い始めたのは3歳の時でした。
最初の半年は、先生の言っていることが全く分からず、泣いて帰ってくる日も多かったんです。私も理学療法士として子どもの発達を見てきた立場から、「この環境が合っているのか」と何度も悩みました。
でも、1年が経った頃、Zenが英語で友達と会話しているのを見て、考えが変わりました。子どもは環境さえ整えば、驚くほどのスピードで言語を吸収します。
この「言語習得のゴールデンタイム」に投資するかどうかは、将来の選択肢を大きく広げる決断だと実感しています。
為替リスクを味方につける3つの方法
円安が続く今だからこそ、為替リスクをどうコントロールするかが重要です。私たちが実践している方法を3つご紹介します。
現地での収入源を作る
マレーシアで法人を設立し、リンギット建てで収入を得る。これが最も確実な為替リスクヘッジです。
私たちは、日本からの仕事に加えて、マレーシア国内での事業も少しずつ広げています。完全にとはいきませんが、生活費の一部をリンギットで賄えるようになりました。
円建ての資産を現地通貨に分散する
教育移住を検討する段階で、ある程度の資金をリンギットに換えておくのも一手です。すべてを一度に換える必要はありませんが、為替が有利なタイミングで少しずつ分散するのがおすすめです。
長期スパンで考える
為替は短期で見ると大きく変動しますが、10年、20年のスパンで見れば、ある程度の平準化が期待できます。子どもの教育は長期戦です。目先の為替レートに一喜一憂せず、腰を据えて取り組むことが大切です。
次女Yukariの将来を考える
次女のYukariは2024年8月生まれで、まだ1歳半。学校には通っていませんが、家では上の子たちの影響もあって、自然と英語の単語を口にするようになりました。
「ママ、ウォーター」と言いながらコップを指さす姿を見ると、子どもの吸収力のすごさを改めて感じます。
Yukariが小学校に上がる頃には、為替レートも含めて、世界の情勢はどう変わっているでしょう。正直、予測はできません。
でも、一つ確かなのは、「どんな環境でも適応できる力」を身につけさせてあげることの大切さです。インターナショナルスクールでの学びは、その基盤を作ってくれていると実感しています。
教育移住は「家系戦略」の一部
冒頭でお伝えしたように、教育移住は「贅沢」ではなく、家族全体のリスクヘッジです。日本の長期停滞や円安といったマクロなリスクに対して、子どもの教育という切り口から備える。
私たちがペナンに来たのは、単に「英語が話せるようになってほしい」からではありません。世界で通用する人材に育てるための環境を、意図的に選んだ結果です。
為替レートがどう動こうと、子どもの教育への投資は決して無駄になりません。むしろ、円安の今だからこそ、「何に価値を置くか」を真剣に考える良い機会かもしれません。
教育移住に興味がある方、ぜひ一度、ペナンに遊びに来てください。リアルな空気を感じてもらえると、きっと新しい視点が見つかるはずです。

