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ケンブリッジ急増で変わる国際教育の選択肢

学校選び

IB一極集中から多様化へ

みなさん、こんにちは。Saoriです。

先日、東洋経済オンラインで興味深い記事を読みました。日本政府が掲げた「国際バカロレア(IB)認定校200校計画」が達成された一方で、ケンブリッジ国際認定校が急増しているという内容です。

IBは世界的に評価の高いカリキュラムですが、その運営負担の大きさから断念する学校も少なくありません。一方、ケンブリッジ国際は比較的導入しやすく、日本国内での広がりを見せています。

マレーシアに移住して3年半、私の子どもたちはインターナショナルスクールに通い、IBとケンブリッジの両方のカリキュラムを身近に見てきました。今日はこのニュースをきっかけに、国際教育の選択肢について考えてみたいと思います。

IB200校計画の達成とその代償

日本政府は2013年からIB認定校を増やす施策を進め、200校という目標を達成しました。文部科学省の後押しもあり、公立校でもIB導入が進んでいます。

例えば、高知県香美市立大宮小学校は、公立小学校として初めてIBのPYP(初等教育プログラム)認定を受けました。中山間地域の小規模校が、探究型学習を取り入れて教育を変えた事例として注目されています。

ただ、記事にもある通り、IBの導入には大きなコストがかかります。教員研修、カリキュラム開発、認定プロセスなど、初期投資だけでなく維持費も高額です。

私が住むマレーシアでも、IB校の学費は高めに設定されています。例えばUplands(ペナン)の年間学費は約8万〜12万リンギット(315万〜473万円、1MYR=39.44円、2026年6月18日現在)。決して安くはありません。

ケンブリッジ国際が選ばれる理由

では、なぜ今ケンブリッジ国際認定校が増えているのでしょうか。

最大の理由は「導入のしやすさ」です。ケンブリッジ国際はIGCSE(中等教育修了資格)とAレベル(大学入学資格)が中心で、IBのように全教科を探究型に変える必要がありません。既存の教科ベースのカリキュラムに、英語での指導を加えるだけでスタートできます。

費用面でも、IBより抑えられるケースが多い。認定プロセスが比較的シンプルで、教員研修の負担も軽いと言われています。

我が家の長女Hikari(7歳)と長男Zen(5歳)が通う学校はIB校ですが、マレーシアの友人宅ではケンブリッジ校を選ぶ家庭も少なくありません。特に「大学進学を考えた時、Aレベルでも十分に世界トップ大学を目指せる」という判断です。

教育移住者にとってのカリキュラム選び

マレーシアへの教育移住を考える際、カリキュラムの選択は重要なポイントです。

IBの強みは「探究型学習」と「批判的思考力の育成」にあります。TOK(知識の理論)やEE(課題論文)など、大学レベルの学習スキルを高校生のうちから身につけられます。

一方、ケンブリッジ国際の強みは「教科の深い理解」と「試験対策のしやすさ」です。Aレベルは特定の科目を深く学ぶため、理系や医系を目指す子どもには有利と言われています。

私の経験から言えば、どちらが正解というわけではありません。子どもの性格や学習スタイル、将来の進路によって適したカリキュラムは変わります。

うちのHikariは好奇心旺盛で、探究型学習のIBが合っているようです。一方、同じクラスにいる日本人の友達は「教科書でしっかり学びたい」と、ケンブリッジ校に転校しました。

日本の国際教育、これからの展望

今回のニュースで注目したいのは、IBとケンブリッジが「対立」ではなく「共存」し始めている点です。

日本政府のIB推進策は一定の成果を上げましたが、現場の負担も無視できません。ケンブリッジ国際の増加は、学校が「自分たちに合った国際カリキュラム」を選べる環境が整いつつある証拠と言えるでしょう。

マレーシアでは以前から、IB、ケンブリッジ、オーストラリア、アメリカなど多様なカリキュラムが共存しています。保護者としては、子どもの将来像に合わせて選べる選択肢の多さが魅力です。

日本でもこの流れが加速すれば、教育移住を検討する家庭にとって「国内で国際教育を受けさせる」という選択肢がより現実的になるでしょう。

まとめ:選択肢が増えることは良いこと

IB200校計画の達成とケンブリッジ国際の急増。この二つの流れは、日本の国際教育が多様化している証です。

教育移住を考える皆さんには、ぜひ「IBが良い」「ケンブリッジが良い」と決めつけず、お子さんに合ったカリキュラムを選んでほしいと思います。

マレーシアでは実際に複数のカリキュラムを比較できます。現地の学校見学や体験入学を通じて、お子さんの反応を確かめてみてください。きっと最適な選択肢が見つかるはずです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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