こんにちは、Saoriです。マレーシア・ペナンでの生活も3年半を超え、子どもたちの成長を日々感じています。
先日、日本の大学で「東南アジア経済論」の一環として、ミャンマー経済に関する特別講義が開催されたというニュースを目にしました。このニュースを読んで、私が強く感じたのは「日本の教育が変わり始めている」ということです。
東南アジア経済を学ぶ意味
この特別講義は、西南学院大学経済学部で行われました。テーマはミャンマー経済。一見すると、遠い国の話に思えるかもしれません。
でも、実はこれこそが、これからの時代に必要な視点なんです。
私がマレーシアに移住して痛感したのは、日本国内だけの情報や価値観では、世界の動きが見えにくいということ。特に東南アジアは、GDP成長率が4〜6%と、日本の0〜1%を大きく上回っています。
この地域の経済を理解することは、ビジネスでも教育でも、大きな強みになります。
ミャンマーという選択肢
ミャンマーは、政治的な課題を抱えながらも、豊富な天然資源と若い人口構造を持つ国です。東南アジア全体の成長を考える上で、無視できない存在です。
今回の講義では、現地の経済状況やビジネス環境について、具体的なデータをもとに議論が交わされたそうです。こうした学びの場が日本の大学で増えているのは、とても心強いと感じます。
子どもに身につけさせたい「東南アジア感覚」
私がマレーシア移住を決めた大きな理由のひとつが、子どもたちに「東南アジア感覚」を身につけさせたかったからです。
Hikari(小学1年生)とZen(年長)は、ペナンのインターナショナルスクールに通っています。クラスメートはマレー系、中華系、インド系、そして日本人や韓国人など、実に多国籍。
彼らは日常的に、異なる文化や価値観に触れながら育っています。
たとえば、学校の授業で「ASEANの国々」について学ぶ機会がありました。Hikariが「隣の席の子がタイ出身で、タイの料理を教えてくれたの」と楽しそうに話してくれたんです。
こうした経験は、教科書だけでは得られない、生きた国際感覚です。
日本の大学教育の変化
今回のニュースで注目したいのは、日本の大学が「東南アジア経済」を専門的に扱い始めたことです。これは、日本企業の東南アジア進出が加速していることの裏返しでもあります。
実際、私の夫が経営コンサルタントとして関わる案件でも、東南アジア関連のプロジェクトが増えています。日本国内の市場が縮小する中、成長市場である東南アジアに活路を見出す企業は少なくありません。
こうした流れの中で、東南アジア経済を理解できる人材の価値は、今後ますます高まると私は考えています。
マレーシアで育つ子どもたちの未来
マレーシアのインターナショナルスクールでは、IB(国際バカロレア)やIGCSEといった国際カリキュラムが一般的です。これらのカリキュラムでは、アジアの経済や政治についても深く学びます。
たとえば、IBの地理や経済の授業では、ASEAN諸国の経済統合や、中国の一带一路政策といったテーマが取り上げられます。子どもたちは、世界の中で東南アジアがどのような位置づけにあるのかを、自然と理解していきます。
これは、日本国内の学校ではなかなか得られない視点です。
為替と教育費のリアル
とはいえ、教育移住には当然コストがかかります。特に昨今の円安は、私たち移住者にとって大きな影響を与えています。
最新の為替レートでは、1 MYR = 39.55 JPY(2026年6月17日現在)。私が移住した3年半前と比べると、円の価値は大きく下がりました。
ペナンのインターナショナルスクールの年間授業料は、小学校で年間約80〜150万円(MYR換算で約2〜3.8万リンギット)。以前なら60〜100万円程度で済んでいたものが、円安の影響で実質的な負担が増えています。
それでも、シンガポールのインター(年間250〜350万円)と比べれば、マレーシアはコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
教育移住の判断基準
今回のニュースから私が伝えたいのは、「東南アジアを学ぶことの価値」が日本でも認識され始めているという事実です。
教育移住を検討される方の中には、「日本の教育でも十分では?」と迷われる方もいらっしゃいます。確かに、日本の教育には優れた点も多くあります。
しかし、グローバル社会で活躍するためには、英語力だけでなく、東南アジアの経済や文化に対する理解が欠かせません。そうした感覚は、実際に現地で生活し、学ぶことで初めて身につくものだと、私は実感しています。
もし、今お子さんの教育環境に迷われているなら、ぜひ一度、東南アジアの教育現場を実際に見に来てみてください。ペナンには、日本人向けの学校見学ツアーなどもあります。
子どもの未来を考えるとき、「今、何を学ばせるか」はとても重要です。東南アジア経済が成長を続けるこの時代に、子どもたちにどんな環境を用意してあげられるか。私たち親の選択が、彼らの将来を大きく左右するのだと、改めて感じています。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。

