英語力ゼロでも飛び込めた理由
先日、Business Insider Japanで「英語力ゼロでマレーシア留学。渡航して分かった『英語力よりも大事なもの』」という記事を読みました。とても共感しました。
私自身、マレーシアに来た当初は英語力がほとんどありませんでした。理学療法士と小学校教諭の資格は持っていましたが、日常会話すらままならない状態です。
それでも3年半以上、ペナンで暮らせています。今では英語でのビジネス交渉もこなせるようになりました。
あの記事が指摘する「英語力よりも大事なもの」。それは一体何でしょうか。
子どもが教えてくれた「適応力」
長女のHikariがインターナショナルスクールに通い始めたのは6歳の時です。英語はほぼゼロでした。
最初の1週間は毎日泣いていました。「お友達の言っていることがわからない」と。
でも、子どもは驚くほど柔軟です。3ヶ月もすると簡単な会話ができるようになり、半年後には先生の指示を理解していました。今では英語で友達と笑い合っています。
長男のZenも同じ道を辿りました。2020年生まれで、入園時は英語どころか日本語もまだ不安定でした。それでも今では、Hikariと英語で遊んでいます。
子どもの適応力には本当に驚かされます。大人が心配するほど、子どもはたくましいのです。
親に求められる「覚悟」とは
あの記事で語られていた「英語力よりも大事なもの」。それは「自分の弱さを認める勇気」と「子どもを信じる覚悟」だと私は解釈しました。
私自身、最初は恥ずかしさでいっぱいでした。スーパーでのレジ対応すら怖かった。学校からのお知らせも半分しか理解できませんでした。
でも、そこで「完璧じゃなくていい」と開き直れたんです。間違えてもいい。伝わらなくてもいい。とにかく自分から話す。
この姿勢が、子どもたちにも伝わったのだと思います。
学校との関係づくりが鍵
HikariとZenが通う学校では、保護者面談が年に2回あります。最初は通訳アプリが手放せませんでした。
でも、先生に「私は英語が得意ではありません。でも、子どものことは真剣に考えています」と伝えたところ、とても丁寧に対応してくれました。
マレーシアのインターナショナルスクールは、保護者の関心度を重視します。英語が流暢であることより、子どもへの愛情と協力的な姿勢が評価されるのです。
英語力は後からついてくる
現在、Hikariは学校の授業を英語で受けています。算数も理科も社会も、すべて英語です。宿題も英語で書いています。
Zenも同様です。家では日本語で話しますが、兄弟で遊ぶ時は英語が混ざります。
気づけば、私の英語も上達していました。子どもの学校行事に参加し、他の保護者と話し、先生とコミュニケーションを取る。その繰り返しが、自然と英語力を育ててくれました。
最新為替情報
ちなみに、現在の為替レートは1 MYR = 40.18 JPY(2026年5月16日現在)です。マレーシアのインターナショナルスクールの年間学費は、ペナンで80万〜150万円程度。日本のインターナショナルスクールよりかなり割安です。
親の姿勢が子どもの成長を左右する
英語力ゼロでマレーシアに飛び込んで、私が学んだこと。それは「親が挑戦する姿を見せること」の大切さです。
私が英語を間違えても笑いながら話し続ける姿を、子どもたちは見ています。私が新しい環境に適応しようとする姿勢を、子どもたちは感じ取っています。
教育移住に「完璧な準備」はありません。あるのは「やってみよう」という覚悟だけです。
もし今、英語力に不安があって教育移住を迷っている方がいれば、私は言いたい。「大丈夫、あなたの覚悟が子どもを守る」と。
HikariもZenも、そしてまだ1歳半のYukariも、親の背中を見て育っています。完璧じゃなくていい。一歩踏み出す勇気こそが、子どもへの最高の教育なのだと、私は信じています。

