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ペナン生活で見えた「英語脳」の育て方

子どもの適応

こんにちは、Saoriです。

マレーシア・ペナンに移住して3年半。長女のHikari(2018年生まれ)と長男のZen(2020年生まれ)は、現地のインターナショナルスクールに通っています。

最近、よく聞かれるのが「子どもは英語を話せるようになりましたか?」という質問です。

率直に言うと、話せます。でも、そこに至るまでにはいくつかのステージがありました。今日はそのリアルな変化と、家庭で意識していることをお伝えします。

最初の3カ月は「沈黙期」

移住した当初、Hikariは5歳、Zenは3歳でした。

インターナショナルスクールに通い始めた最初の3カ月、2人ともほとんど口を開きませんでした。先生の指示は理解できなくて、友達とも日本語でしか話せません。

私は元小学校教諭ですから、この「沈黙期」が言語習得の自然なプロセスだと分かっていました。でも、親としてはやはり心配になるものです。

特にHikariは感受性が強く、学校でうまく伝えられない悔しさを家で爆発させることがありました。

「ママ、なんで英語が分からないの?」と泣かれた日は、移住を選んだ決断を疑いそうになりました。

半年後、英語が「音」から「意味」に変わった

変化が訪れたのは、移住から半年が過ぎた頃です。

ある日、Hikariが家で英語の歌を口ずさんでいました。まだ単語の意味は曖昧でしたが、英語のリズムやイントネーションが自然に身についていることに気づきました。

言語学では、この段階を「音韻認識の発達」と呼びます。子どもはまず英語の「音のパターン」を脳にインプットするんです。

そして1年が過ぎた頃、Hikariが学校であった出来事を、英語と日本語を混ぜながら話し始めました。

「Today、my friendとsand playしたんだよ」という感じです。

この「コードスイッチング」(言語の切り替え)ができるようになったのは、脳内で英語と日本語が独立して整理され始めた証拠です。

「英語脳」を作るために家庭でやっている3つのこと

ここからは、我が家で実践している具体的な方法をご紹介します。

朝の15分は「英語だけタイム」

朝食の時間は、英語の絵本を読んだり、簡単な英語で会話をする時間にしています。

「What do you want for breakfast?」と聞くと、最初は指差しだけだったZenも、今では「Cereal, please」と答えられるようになりました。

大切なのは、間違いを指摘しないこと。文法が間違っていても、まずは「通じた」という成功体験を積ませることが優先です。

スクリーンタイムは英語コンテンツに統一

我が家では、テレビやタブレットのコンテンツは基本的に英語にしています。

Netflixの「Bluey」や「Peppa Pig」は、オーストラリア英語とイギリス英語に触れる良い機会です。Hikariは最近「Bluey」のセリフを真似して、オーストラリア訛りで話すようになりました(笑)。

ただし、強制はしません。日本語のアニメを見たい日もあるので、週末だけ日本語OKにするなど、メリハリをつけています。

週末は図書館で「英語の宝探し」

ペナンには公共図書館があり、英語の絵本が豊富に揃っています。

週末に図書館へ行き、子どもたちに「今日は動物の本を3冊探そう」といったミッションを与えます。自分で選んだ本は、読む意欲が違います。

図書館では、現地の子どもたちと交流する機会もあります。マレー系、中華系、インド系と、多様な背景の子どもたちが英語で遊んでいる姿は、まさにマレーシアの日常です。

親の英語力は関係ない

「私が英語を話せないから、子どもに教えられない」という声を聞きます。

でも、私はそう思いません。

私自身、移住当初は英語がほとんど話せませんでした。それでも、子どもと一緒にYouTubeの英語チャンネルを見たり、図書館で本を借りたりすることで、親子で一緒に学んでいます。

実際、子どもは親の英語力に関係なく、学校と友達から言語を吸収します。親の役割は「英語環境を整えること」と「学ぶ姿勢を見せること」だと思っています。

3歳差に見る、言語習得のスピードの違い

Hikari(小2)とZen(年長)を比べると、言語習得のスピードに違いがあります。

移住時5歳だったHikariは、日本語のベースがしっかりしていた分、英語の文法や語彙を意識的に学ぶ傾向があります。学校の授業でも、先生の説明を理解して質問ができるようになりました。

一方、移住時3歳だったZenは、英語と日本語をほぼ同時に吸収しています。彼の頭の中では、2つの言語が自然に混ざり合っていて、場面によって使い分けています。

ある研究では、言語習得の臨界期は3〜12歳と言われています。この期間に英語環境に身を置くことで、ネイティブに近い発音と文法感覚が身につきやすいんです。

次女のYukari(2024年8月生まれ)はまだ1歳半。彼女がどう育つのか、今から楽しみです。

まとめ:英語力は「投資」の成果

教育移住を検討される方から「英語力がどれくらい伸びるのか」と聞かれます。

正直なところ、個人差が大きいです。でも、環境さえ整えれば、子どもの吸収力は驚くべきものです。

現在の為替レートは1MYR=39.62円(2026年5月4日現在)。ペナンのインターナショナルスクールの年間学費は80〜150万円程度と、シンガポールの3分の1以下です。

英語教育への投資として見たとき、マレーシアのコストパフォーマンスは非常に高いと実感しています。

何より、子どもたちが英語で友達と笑い合い、議論し、学んでいる姿を見ると、移住を決断して良かったと思います。

次回は、学校選びの基準について、もう少し詳しくお話しできればと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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