言語の壁を越えた瞬間
こんにちは、Saoriです。マレーシア・ペナンに移住して3年半が経ちました。長女のHikariは小学1年生、長男のZenは年長さん。二人とも現地のインターナショナルスクールに通っています。
今日は、よくいただく質問「子どもの英語力はどれくらいで身につくの?」について、我が家のリアルな体験をお話しします。
移住当初の英語力ゼロからのスタート
Hikariがインターナショナルスクールに入学したのは、3歳の時。日本で育った彼女は、英語をまったく話せませんでした。初日の降園時、先生が「今日は楽しかった?」と聞いても、キョトンとした顔で私の後ろに隠れるばかり。
最初の3ヶ月は、本当に大変でした。毎朝「行きたくない」と泣き、帰宅後はぐったり。でも、子どもは環境に適応する力がすごい。半年もすると、簡単な単語を口にするようになりました。
Zenの場合は、Hikariより早かったです。兄姉のいる環境がプラスに働き、2歳半で入園した時には、すでに「Hello」「Thank you」くらいは言えていました。
言語習得の黄金期を実感
専門的な話になりますが、言語習得には臨界期があると言われています。特に3歳から12歳までは、新しい言語を自然に吸収できる黄金期。我が家の子どもたちを見ていて、その説を実感しています。
Hikariは現在7歳。学校では英語で授業を受け、友達とも英語で遊んでいます。家では日本語を使いますが、学校の話になると自然と英語が混ざります。先日も「Mummy, look at this butterfly! It’s so beautiful!」と、英語で興奮して話していました。
Zenは5歳。発音が特に良いです。日本人には難しい「L」と「R」の区別も、ネイティブの子どもと同じように発音します。これは、小さい頃から英語環境にいたからこそ。日本語の影響を受ける前に、正しい発音を身につけられたのだと思います。
インターナショナルスクールの英語教育
我が家の学校では、英語を母語としない子ども向けにEAL(English as an Additional Language)プログラムがあります。週に数回、少人数制で英語の基礎を教えてくれる仕組み。
Hikariは入学から2年間、このプログラムにお世話になりました。最初はアルファベットから。徐々にフォニックス(発音と文字の関係を学ぶ方法)を習得し、簡単な文章が読めるようになりました。
現在は通常のクラスに完全に溶け込んでいます。担任の先生からは「Hikariの英語力は、同学年のネイティブの子どもとほぼ変わりません」と言われました。
家庭での取り組み
学校任せにするのではなく、家庭でも工夫しています。まず、英語の絵本を毎日読み聞かせ。図書館で借りたり、書店で購入したり。Hikariは最近、Oxford Reading Treeというシリーズに夢中です。
テレビは基本的に英語の番組。Netflixの子ども向けコンテンツを活用しています。日本語のアニメも見せますが、バランスを意識して。
それから、私自身も英語を使うようにしています。学校からの連絡は全て英語。保護者会も英語。最初は苦労しましたが、今では日常会話に困らないレベルになりました。子どものため、というより、自分自身の成長のためでもあります。
マレーシアでの英語環境のメリット
マレーシアは多民族国家。マレー語が国語ですが、英語も公用語の一つ。街中では英語が通じますし、看板も英語表記が基本。子どもたちは学校以外でも、自然と英語に触れる機会があります。
ペナンは特に、観光地としても発展しているので、英語環境が整っています。スーパーでも、レストランでも、病院でも、英語で対応してもらえます。これが、教育移住先としてマレーシアを選んだ大きな理由の一つ。
日本の英語教育と違って、「使える英語」を日常的に学べる環境があります。文法よりも、コミュニケーション重視。間違えても恥ずかしくない、という文化も、子どもの成長を後押ししてくれています。
3年半経った今の子どもたち
現在、Hikariは学校の授業を全て英語で受けています。算数、理科、社会。全て英語。先日、学校の発表会で、彼女が英語でスピーチをしている姿を見て、感動で涙が出そうになりました。
Zenは、友達と英語で遊ぶのが当たり前。時々、日本語と英語が混ざった「マレーシア語」のような独自言語を話していますが、それも成長の証。
次女のYukariはまだ1歳半。家では日本語と英語、両方の環境を作っています。どんな風に言語を習得していくのか、今から楽しみです。
教育移住を検討されている方へ
言語習得に「絶対」はありません。子どもの性格や環境によって、習得スピードは異なります。でも、一つ言えるのは、小さい頃から英語環境に身を置くことのメリットは計り知れない、ということ。
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教育移住は、子どもの未来への投資。言語の壁は確かにありますが、それを乗り越えた先には、想像以上の成長が待っています。我が家の体験が、皆さんの決断の後押しになれば嬉しいです。

