🇯🇵 日本語 🇬🇧 English 🇨🇳 中文 🇲🇾 Bahasa Melayu

500万円寄付が示す音楽教育の本質

子どもの適応

音楽教育への大規模寄付が示すもの

皆さん、こんにちは。Saoriです。

先日、GOT7のパク・ジニョンさんがソロカムバックを記念して、なんと500万円を寄付したというニュースが飛び込んできました。支援先は海外の子どもたちの音楽教育だそうです。

500万円という金額にも驚きましたが、それ以上に「音楽教育」に特化した寄付という点が印象的でした。芸能人の寄付といえば、災害支援や医療支援が目立ちます。しかし、あえて「音楽」を選んだ背景には、彼自身が音楽で人生を切り開いてきた実感があるのでしょう。

私もマレーシアで子育てをする中で、音楽教育の重要性を痛感しています。今日はその体験をお伝えします。

マレーシアのインターで感じる音楽教育の厚み

HikariとZenが通うペナンのインターナショナルスクールでは、音楽の授業がとても充実しています。

日本の小学校でも音楽の時間はありますが、こちらは週に3〜4回あり、しかも全員が楽器を演奏します。Hikariは昨年からバイオリンを始め、Zenは打楽器に夢中です。

驚いたのは、音楽の授業が「成績」として評価されるだけでなく、発表会が年に4回もあること。しかも、それが学校行事として保護者も含めて盛大に行われます。

日本にいた時は「音楽は趣味の範囲」という感覚でした。しかし、こちらの学校では「音楽は人間形成の核」という位置づけです。この違いは大きいと感じています。

音楽が育てる非認知能力

先日、Hikariのバイオリンの発表会がありました。彼女は本番前に極度の緊張で震えていました。それでも、先生に「大丈夫、間違えても続けることが大事」と言われ、最後まで弾き切りました。

演奏後、彼女はこう言いました。「間違えたけど、止まらなかったよ。それでいいんだって先生が言ってた」。

この経験こそが、非認知能力の「やり抜く力」です。失敗しても立ち止まらず、最後までやり遂げる。これは机の上の勉強だけでは身につきません。

さらに、音楽はチームワークも育てます。オーケストラや合奏では、自分だけ目立とうとすると全体が崩れます。相手の音を聴き、自分の音を調整する。この「聴く力」と「協調性」は、将来どんな分野でも役立つでしょう。

パク・ジニョン寄付の真意を考える

パク・ジニョンさんは、GOT7としてデビューする前から音楽一筋の人生を歩んできました。彼にとって音楽は単なるエンターテインメントではなく、自己表現であり、生きる力そのものなのでしょう。

だからこそ、経済的な理由で音楽に触れられない子どもたちに、その機会を届けたいと思ったのだと思います。

これは、教育移住を考える私たちにも通じる視点です。私たちは「良い学校」「良いカリキュラム」に目が行きがちですが、本当に大事なのは「子どもが何に情熱を持ち、それを伸ばせる環境か」ではないでしょうか。

音楽教育にかかる費用と価値

マレーシアのインターでは、音楽の授業料は学費に含まれています。ただし、個人レッスンや楽器のレンタルは別途費用がかかります。

うちの場合、Hikariのバイオリンレッスンは月額300リンギット(約12,018円、2026年5月14日現在)。Zenの打楽器レッスンは月額250リンギット(約10,015円)です。

日本でも同じようなレッスンは可能ですが、インター内で完結するため送迎の手間がなく、学校のカリキュラムと連動している点が大きなメリットです。

「音楽に月1万円以上かけるのは贅沢では?」と思う方もいるでしょう。しかし、私はこれを投資だと考えています。音楽を通じて得られる集中力、忍耐力、協調性は、将来の学業や仕事に必ず生きるからです。

IBと音楽教育の意外な関係

「国際バカロレア(IB)は意味がない」という意見もネットで見かけますが、私は全く逆の立場です。

IBは単なる知識の詰め込みではなく、「探究心」「批判的思考」「バランスの取れた人間」を育てるカリキュラムです。そして、音楽はその全てに関わっています。

Hikariの学校では、IBの単元の一つとして「音楽が社会に与える影響」をテーマにした授業がありました。子どもたちは自分たちで曲を作り、歌詞にメッセージを込め、発表しました。

これは単なる音楽の授業ではありません。社会科、国語、表現の全てが融合した学びです。IBが目指す「教科の壁を越えた学び」を、音楽が体現していると感じました。

音楽が子どもの自信を育てる

Zenは以前、人前で話すのが苦手でした。ところが、打楽器の発表会で大拍手をもらってから、明らかに自信をつけました。

「ママ、僕のドラム、すごかったでしょ?」と目を輝かせる姿を見て、音楽の力は計り知れないと思いました。

パク・ジニョンさんの寄付は、こうした「音楽が子どもに与える自信」を、世界中の子どもたちに届けたいという願いの表れなのでしょう。

教育移住と音楽の選択肢

マレーシアには、本格的な音楽教育を行うインターナショナルスクールが複数あります。

ペナンのUplandsは音楽プログラムが充実しており、IB音楽の選択肢もあります。KLのISKLやAlice Smithも、オーケストラや合唱団が活発です。

音楽に特化した進学を考えるなら、シンガポールやオーストラリアの音楽院への進路も視野に入ります。実際、うちの学校の先輩には、マレーシアのインターから英国の音楽大学に進んだ子もいます。

教育移住を考える時、学校の学力レベルだけでなく、「どんな課外活動ができるか」も重要な判断基準です。特に音楽は、子どもの感性と非認知能力を同時に育てる、非常にコストパフォーマンスの高い投資だと私は確信しています。

まとめ:音楽は贅沢ではなく投資

パク・ジニョンさんの500万円寄付は、音楽教育の価値を改めて世に問うものでした。

私たち親は、つい「英語ができるようになった」「算数の点数が上がった」といった目に見える成果に注目しがちです。しかし、音楽が与えてくれる「見えない力」こそ、子どもの人生を豊かにする基盤なのです。

マレーシアでの教育移住を検討されている方、ぜひ学校選びの基準に「音楽教育の充実度」を加えてみてください。きっと、子どもの新しい可能性に出会えるはずです。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

タイトルとURLをコピーしました