環境が変われば、子どもは変わる
こんにちは、Saoriです。
マレーシア・ペナンに移住して3年半が経ちました。長女のHikariはもうすぐ8歳、長男のZenは5歳になりました。そして次女のYukariは1歳半で、まだ毎日家で過ごしています。
最近よく感じるのは、子どもの「適応力」って、親が思う以上に柔軟で強いものだということです。
学校生活で見えた成長の瞬間
Hikariがインターナショナルスクールに通い始めたのは、まだ日本語も十分に話せない年齢でした。英語環境への不安はありましたが、今では友達と英語で笑い合い、時にはマレー語の単語も交えて話しています。
先日、学校のプレゼンテーションで、Hikariが「私の好きな国」というテーマで発表をしました。彼女が選んだのはマレーシア。理由を「多文化の友達がいるから」と話したとき、環境が彼女の価値観を広げていると実感しました。
Zenも負けていません。彼は2020年生まれで、ちょうどコロナ禍の時期に幼少期を過ごしました。日本にいたときは人見知りが強かったのですが、今では新しい友達にも自分から話しかけられるようになりました。
親の役割は「場を整えること」
子どもの適応力を引き出すために、私が意識しているのは「過保護になりすぎない」ことです。
学校で困ったことがあっても、すぐに先生に連絡するのではなく、まずは子ども自身に解決させてみる。もちろん見守りながらですが、自分で考えて行動する習慣がついてきました。
特にHikariは、自分から先生に質問したり、わからないことを友達に聞いたりする力が伸びています。これは日本の教育環境では、もう少し時間がかかったかもしれません。
言語の壁をどう乗り越えるか
英語が母語でない私たち家族にとって、言語の壁は最初のハードルでした。
でも、子どもは本当に早いです。Hikariは入学後3ヶ月で、日常会話レベルなら問題なくこなせるようになりました。Zenも同じペースで進んでいます。
家庭では日本語も大切にしています。読書は日本語の絵本を中心に、週末は日本のアニメを見る時間も作っています。バイリンガル育児に正解はありませんが、無理のない範囲で続けています。
適応力の土台は「安心感」
子どもの適応力を高めるために、最も大切だと感じるのは「安心して帰れる場所があること」です。
学校で新しいことに挑戦するのは、ある意味でリスクを取ることです。失敗するかもしれない、うまくいかないかもしれない。でも、家に帰れば温かく迎えてもらえるという安心感があれば、子どもはまた次に挑戦できます。
我が家では、学校であったことを毎日夕食時に話す習慣があります。良いことも悪いことも、全部受け止める。その積み重ねが、子どもの心の安定につながっていると感じます。
ペナンという環境のメリット
ペナンは、教育移住の第一歩として本当に適した場所だと実感しています。
物価は日本の約3分の1から半額程度。1リンギット=39.75円(2026年6月8日現在)のレートを考えると、家賃や食費の負担がかなり軽減されます。
また、ペナンは多民族・多文化の街です。マレー系、中華系、インド系の人々が共存し、英語が共通言語として使われています。子どもたちは自然と多様性を受け入れる姿勢を身につけています。
学校選びで重視したポイント
HikariとZenが通う学校を選ぶ際、私が重視したのは「バランスの良さ」です。
学業の負荷が高すぎず、かといって低すぎない。課外活動も充実していて、スポーツやアートにも触れられる。そして何より、先生と子どもの距離が近いこと。
Uplandsはその条件に合っていました。IB校としての歴史も長く、カリキュラムの質も安定しています。
親自身も適応し続ける
子どもの適応力を伸ばすためには、親も変わらなければなりません。
私自身、日本では小学校教諭として働いていましたが、マレーシアでは全く新しいキャリアを築いています。会社の取締役として英語での商談や契約交渉も経験しました。
子どもに「挑戦しなさい」と言うだけでは説得力がありません。親が新しい環境に飛び込み、適応していく姿を見せることが、何よりの教育だと感じています。
まとめ
教育移住は、子どもの適応力を自然に伸ばす環境を提供してくれます。
もちろん、すべてが順調というわけではありません。言葉の壁、文化の違い、時にはホームシック。でも、それらを乗り越える過程こそが、子どもの成長につながっていると信じています。
Yukariもあと2年ほどで学校に通い始めます。その頃には、また違った景色が見えているかもしれません。家族全員で、このペナンでの生活を楽しみながら、一歩ずつ進んでいきたいと思います。

