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用賀のプリスクールが示すIBの新常識

学校選び

プリスクールでのIB認定に驚いた理由

皆さんこんにちは、Saoriです。マレーシア・ペナンで3人の子育てをしながら、教育移住のリアルをお伝えしています。

先日、こんなニュースが飛び込んできました。「アオバジャパン・バイリンガルプリスクール用賀キャンパスがIB認定取得」。プリスクール、つまり幼稚園相当の年齢でIB(国際バカロレア)の認定を受けたというのです。

正直、最初は驚きました。私のイメージでは、IBといえば高校生が受験するディプロマプログラム(DP)が中心。でも最近は、小学校相当のPYP(プライマリーイヤーズプログラム)も広がっています。まさかプリスクールレベルでIBが導入されるとは、時代の変化を感じます。

幼児期のIBが持つ意味

IBのPYPは3歳から12歳を対象としています。つまり、理論上は3歳からIB教育を受けられるわけです。用賀のプリスクールは、このPYPの認定を取得したのでしょう。

私の長女Hikariは現在7歳、ペナンのインターナショナルスクールでPYPを学んでいます。彼女の学校では、単元ごとに「探究のテーマ」が設定され、子どもたち自ら調べ、考え、発表するスタイル。先日は「水の循環」について、クラスメートと協力して模型を作っていました。

「ママ、雨がどうやって降るか知ってる?」と目を輝かせて説明するHikariを見て、PYPの効果を実感します。この探究型学習は、幼い頃から始めるほど自然に身につくのかもしれません。

日本のプリスクール事情とマレーシアの違い

日本では、プリスクールといえば「英語を教える」ことが主流です。バイリンガル教育をうたう施設も増えましたが、その多くは英語のシャワーを浴びせることに重点を置いています。

一方、IBのPYPは「何を学ぶか」ではなく「どのように学ぶか」に重きを置きます。知識を詰め込むのではなく、探究心と思考力を育てる。この違いは大きい。

マレーシアのインターナショナルスクールでは、プリスクールからPYPを導入している学校が少なくありません。長男Zen(5歳)のクラスでも、「自分たちのコミュニティ」というテーマで、近所のお店や仕事について調べる活動をしていました。単なる英語教育ではなく、考える力を育てる環境が整っています。

気になる費用感

アオバジャパンのプリスクール、気になるのは費用です。東京・用賀という立地を考えると、決して安くはないでしょう。マレーシアのインターナショナルスクールと比較してみます。

ペナンでPYPを提供するプリスクールの年間授業料は、おおよそ50万〜100万円程度。日本のインターナショナルプリスクールは、エリアにもよりますが年間100万〜200万円が相場です。

最新の為替レート(2026年5月15日現在)では、1MYR=40.15円。マレーシアでの教育費は、日本と比較するとかなり割安に感じられます。

幼児期からIBを選ぶメリット

「まだ3歳なのにIB?」と疑問に思う方もいるでしょう。私も最初はそうでした。でも、実際に子どもを通わせてみて、幼児期からのPYPには明確なメリットがあると感じています。

一つは、言語習得の自然さ。3歳から英語環境に身を置けば、日本語と同じように英語を吸収します。Hikariは日本の幼稚園を経てマレーシアに来ましたが、現在は英語で考え、日本語と切り替えて話すことができます。

もう一つは、探究型学習が当たり前になること。「なぜ?」「どうして?」と問いかける姿勢が、幼い頃から身につきます。これは、IBのDP(高校課程)で求められる批判的思考力の土台になるのです。

マレーシアで感じる幼児教育の質

ペナンで暮らすようになって3年半。現地のプリスクール教育には、学ぶことが多いです。先生たちは子どもの「やりたい」を引き出すのが上手。無理に教え込もうとせず、子ども自身が気づくのを待つ姿勢に感心します。

先日、Zenのクラスで「植物の成長」をテーマにした活動がありました。毎日水をやり、観察日記をつけ、変化に気づいたらクラスで共有する。単なる理科の授業ではなく、観察力・表現力・協調性を同時に育てる工夫がありました。

プリスクールからこうした経験ができる環境は、子どもの将来にとって大きな財産になると確信しています。

日本の変化と選択肢の広がり

アオバジャパンのプリスクールがIB認定を取得したことは、日本の教育界にとって小さくない変化です。従来の「お受験」や「詰め込み型」とは異なる選択肢が、国内でも増えている証拠でしょう。

ただし、こうしたプリスクールはまだ限られています。東京・用賀という立地もあり、通える家庭は限られるのが現実。一方、マレーシアでは選択肢が豊富で、費用も抑えられます。

教育移住を考える際、「子どもが小さいからまだ早い」と思われる方も多いです。でも、言語習得と思考力の土台づくりという点では、幼児期こそ最適なタイミングかもしれません。

最後に

プリスクールでのIB認定。一見、遠い世界の話に思えるかもしれません。でも、これは「教育の国際標準化」の流れの一端です。

日本にいながら国際的な教育を受けられる選択肢が増えることは、単純に喜ばしいこと。同時に、マレーシアという選択肢があることも、ぜひ知っておいていただきたい。

HikariとZenがプリスクールで学んだ探究心は、今も日々の生活の中で生きています。「どうして空は青いの?」「なぜ葉っぱは落ちるの?」。そんな素朴な問いを、一緒に調べ、考え、答えを見つける時間。これこそが、IB教育の真髄だと感じています。

子どもの教育に本気で向き合うなら、幼児期からの選択肢を、ぜひ広い視野で考えてみてください。

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