マレーシアへの教育移住を考える日本人家族が陥りがちな「落とし穴」があります。特にインターナショナルスクールのカリキュラム、例えばIGCSEやIB(国際バカロレア)への移行時に、科目選択や学習負荷の見積もりを誤り、お子様の学業が思わぬ局面で行き詰まるケースが少なくありません。これは、現地の教育環境を事前に深く理解することの重要性を物語っています。
中でも典型的なのは、IGCSEでの科目選択を誤ったり、IBではHL(ハイヤーレベル)科目の想定以上の負荷に耐えきれなくなったりするパターンです。また、日本の学習で培った数学基礎が弱く、IBプログラムの中盤で急に成績が崩れてしまう事例や、英語力そのものは伸びても、高度な学問的内容を英語で理解し運用する「学力の英語化」が追いつかないという課題も見られます。
これらは、マレーシア・ペナンやKL(クアラルンプール)のインターナショナルスクールに進学する際に、日本家庭が特に注意すべき点であり、富裕層を含む多くの移住家庭が経験する共通の課題と言えるでしょう。成功する教育移住のためには、お子様の現時点の学力を客観的に分析し、目標とするカリキュラムの要求水準を正しく把握することが不可欠です。

